西日本豪雨土砂災害 ボランティア活動 その5 言葉のボランティア

引き続き、週末の土砂災害ボラティア活動。安佐北区にて。

今回のボランティア活動は土砂搬出とか力仕事が主ですが、

これが本当のボランティアでは?と思った事がありました。

集会所(ボランティアセンター)で昼休憩している時に、

県外(長崎)から参加された方が、地元自治会の会長さんに、

「〇〇〇」という地名の由来は?と尋ねられました。

その時、会長さんが、

「よくぞ聞いてくれました!」と、

うれしそうにその方の隣に来られて由緒ある地元の歴史について

誇りを持って語られ、その時の表情と雰囲気はとっても和やかで、

会長さんの心も穏やかになったように感じました。

会長さんも当然被災者です。

聞かれた方も何気なく気になって聞いただけだと思います。

でも、ボランティア活動で大事なこと、

被災者の話し相手になる、

辛かったことも聞いてあげることも必要です。

心を病んでいても顔には出さない被災者がたくさんいらっしゃいます。

ボランティア活動に参加していつも思うことは、

郊外の小さな集落はお年寄りがたくさんのボランティアのお世話をされます。

いつも気を使って頂いて、飲料、マスク、おしぼり、

時には炊き出しの提供と労いの言葉をかけて頂きます。

逆に、かなり負担になっているのではないかとの思う事もあります。

その中で、このボランティアの方の一言は、

これが本当のボランティアではと思いました。

 

引き続き、復旧作業に参加していきます。